エアコン2台で家中涼しく暖かい
小屋裏冷房
小屋裏にエアコン1台を設置し、小屋裏を冷やします。その冷気をファンの力を使って各居室に配ります。この時、室温は小屋裏24℃、2階27℃、1階27℃程度となります。
高断熱高気密で日射遮蔽を完璧に設計した状態において小屋裏エアコン冷房すると、8月の間1ヶ月つけっぱなしにしても月の冷房費は4000~5000円に収まるご家庭が大半です。
室内環境は春や秋のように暑さも涼しさも感じにくい「無感」に近い状態となります。当然ながら冷房病や高湿度だと防ぐのが難しいダニ・カビともほとんど無縁の生活となります。
また、50℃以上で加熱除菌できるエアコンを標準採用しているので、週に一度程度1時間程度かけて加熱除菌すれば仮に内部にカビが生えたとしても99%以上退治することができます。
小屋裏エアコン冷房は冷房費を安く抑えるのは非常に簡単ですが、技術的には非常に難解です。
それには理由があります。2階は1階とは異なり各部屋が個室に分かれています。また寝るときは各部屋ドアを閉めることが大半です。
この状況でムラなく効かせるためには見るだけでは分からない地味な設計上の工夫の積み重ねが必要で、このモデルは、きちんと実現されています。
床下エアコン暖房
床下エアコン暖房の特徴は、床が暖かくなるということ。いくら高断熱高気密住宅を建てても、壁掛けエアコンで暖房しているとどうしても足元は寒さが残りがちです。
床下エアコン暖房であれば、LDKはもちろんのこと、洗面脱衣室、トイレまでも、家全体が床下を通じて暖かく保ちやすくなるのが大きな特徴です。
ただしその温度は24℃以下なので、床暖房のように床材に制限がなく、無垢のフローリングが普通に使えるということも大きなメリットとしてあげられます。
但し、床下エアコン暖房は最低でもQ値1.9以下(UA値なら0.57以下)、C値1.0以下くらいの断熱性・気密性が必要なこと、暖房運転の方法まできちんと指導しないとうまくいきません。
家全体を温めて暖房費がいくらで抑えられるかは、断熱性、気密性、日射取得、そして何より難しいのが適切なエアコン能力の選定と運転方法です。
そのあたりは当社に一日の長があるので、たくさんの工務店さんからノウハウの教授を求められています。
技術的には極めて簡単ですが、暖房費をそれなりに抑えるのが簡単ではないのが床下エアコン暖房です。
DESIGNER
- 建築士
松尾 和也
MATSUO KAZUYA
株式会社松尾設計室 代表取締役
JIA登録建築家 APECアーキテクト
- 1975年
- 兵庫県出身
- 1994年
- 加古川東高校卒業
- 1998年
- 九州大学工学部建築学科卒業 (熱環境工学専攻)
- 2005年
- 「サスティナブル住宅賞」受賞。
- 2006年
- 株式会社 松尾設計室 代表取締役
PRICE
建物本体価格26,840,000円(税込)からご提供しています。
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